生きるための自律神経
「自律神経」という言葉を頻繁に耳にすることはあるけど、具体的にどんなものなの?
という方も多いと思いまして、お話してみようと思います♪
「自律神経が乱れてる」「自律神経失調症」
ストレス社会な現代では注目されることが、多くなったように思います。
私が初めて、「自律神経」という言葉に出会ったのは、中学生の時。
友人が、「病院で自律神経失調症って診断された」という言葉でした。
クラスメイトとの人間関係で悩む友人の姿を見ていて、ぼんやり「精神的なストレスが関係してるんだ~」と思ったのを記憶しています。
セラピストになって体の仕組みを知り、「自律神経ってすごく大事じゃん!」と。
同時に、自分の体って不思議だなぁ、当たり前のように体のなかで毎日、毎秒、神秘が起こって、生きているんだ!と感じました。
皆さんにも「自律神経ってこんなに大切なんやで!」ってことを知って頂きたい。それを知ることで、心身のコントロールがしやすくなるし、色んな悩みが軽くなって、より心地よく日々を送って頂けるはずです♪
〈自律神経って?〉
私たちが、日々当たり前に、息したり、寒い時も暑い時も体温を保ったり、体中に血液循環させたり、生理が来たり、食べ物消化してトイレ行って排泄するのも、全て自律神経の働きがあるからです。常に無意識で体を調整している大事な大事な神経。
自律神経が上手く働かなきゃ、からだはおかしなことになってしまいます。
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2種類が存在します。
〇交感神経
主に昼間、活動的な時間に働く。
運動しているときや緊張、興奮、怒り、ストレス、恐怖を感じているとき。
こんな時体は…
・筋肉が緊張し力む。
・血圧が上がる。
・呼吸浅い。
・体温が下がる。
・胃腸の働きが抑制される。
・涙、唾液、粘液の分泌が減る。
・汗をかく
など。
〇副交感神経
主に夜間、リラックス状態のときに働く。
寝るとき、排泄時、食事中や安心、嬉しい、幸せと感じるとき。
こんな時体は…
・筋肉は緩んで、力が抜ける。
・呼吸は深くゆっくり。
・体温が上がる。
・胃腸が働きやすく、便の排泄しやすい。
・ホルモン分泌は安定する。
・涙、唾液、粘液を分泌。
・免疫力アップ
など。
昼間は交感神経、夕方からは副交感神経が働くように体はプログラムされているけども、現代では、便利でも神経の働きを乱してしまう状況が増えています。
例えば、
・夜勤など昼夜逆転生活
・ストレス
・スマホやパソコンを一日中利用
・夜でも明るいネオンやお店の明かり
・運動不足
圧倒的に交感神経が優位な時間が長く、2つの神経のバランスが悪くなっています。
ほとんどの方が、自律神経を整える=副交感神経を優位にする、リラックスする時間を作ることが必要なのです。
※あくまでずっとリラックスの状態ではなく、2つの神経の「緊張」と「リラックス」が適度に繰り返され、切り替えが上手くいく状態が、「自律神経のバランスが整っている」ということです。
次回は自律神経が乱れるとどうなるのか、についてお話しますので、是非ご覧ください♪
0コメント